2012年3月12日月曜日

蔵書の電子書籍化4 ビューアー

さて、無事1冊の本がpdfファイルに変わりました。次はこれをどうして見るかです。

パソコンの場合は基本的にpdfを見れるソフトならなんでも大丈夫でしょう。scansnapに付いてきたacrobatや、無料のadobe readerがよく使われるところだと思います。

私のおすすめはPDF-XChange Viewerです。
http://www.forest.impress.co.jp/lib/offc/document/pdf/pdfxchange.html

ただ何にしてもディスプレイの縦解像度が1080以上あったほうがいいです。ほとんどの本は縦に長いですので、これくらいないと1ページが表示しきれないんですね。その場合、特に縦書きのページですと何回もスクロールしては戻りということになり、大変うっとうしいです。ノートパソコンは厳しいですねー。今使っているノートパソコンは縦708ですが、使いにくい事この上ないです。新書くらいのサイズまでなら大丈夫なんですが。

ただパソコンですと起動に時間がかかるし、場所も限定されます。持ち歩きも大変です。

そこで必須といっていいほどのおすすめがiPadに代表されるタブレットやスマートフォン、iPodTouchです。すぐ立ち上がってどこでも寝転びながらでも大丈夫、ふとんをひっかぶっても読めるといいことばっかりです。
いろいろ種類がありますが一番重要なのは画面の大きさで、
10インチ(iPadなど)  大体何でもOK、本のサイズがA4より大きいと少しつらいかも
7インチ(Galaxy Tabなど)  単行本までが読みやすい。
4インチ以下(スマートフォン)  新書、文庫本サイズまで
お持ちの本にあわせて選びましょう。
老眼がきつい人は10インチ以上にしときましょう。

で、私はiPad2を購入いたしました。今ならnewiPadでしょうか。
次にアプリケーションですが、i文庫HDかbookmanがおすすめです。
使い勝手はどちらも似たようなものなんですが、細かい相違点は
i文庫HD
○サイズの大きいファイルもすぐ表示できる
○青空文庫がついてくる
○検索が早くて、単語が含まれる文も表示するなど見やすい
○機能も豊富
☓bookmanより値段が高い
☓サイズが大きい場合、ページ送りに少しタイムラグがある
☓(私の環境だけかも)Wifi転送で失敗することが多い
☓フォルダと本棚の登録が別々でめんどい

bookman
○i文庫HDより安い、広告付きで良ければ無料版もあり。
○最適化が終わればサイズが何だろうと表示が早い
○Wifi転送が安定
○フォルダ=本棚なので分かりやすい
☓最適化が終わるまで表示が遅い

あくまで私の使い方なので異論いっぱいあると思いますが、とりあえずこんな感じです。
私自身はbookmanを使っています。

そうそう、ビューアーでファイルを見るには転送しなければなりません。
一番シンプルなのはiTunesを使う方法です。

・まずiPadをUSBケーブルでパソコンに繋ぎます。
・iTunesを立ち上げて、同期なりバックアップなりが終わって落ち着くのを待ちます。
・左側のデバイスの欄の~のiPadをクリックします。
・真ん中のウインドウにiPadの絵が出るので、その上のメニュー、概要・情報‥と並んでいるところのAppをクリックします。
・iPadの画面が出ますので、そのまま下へスクロール、ファイル共有、Appの欄でiBunkoもしくはbookmanを選びます。
・右側ウィンドウにフォルダやファイルが表示されますので、そのウィンドウの下の追加というボタンを押して、転送したいファイルを選びます。
・後は待っていれば転送完了。

ただこの方法だとフォルダが選べない、右側ウィンドウに表示されているその場所にしか転送できないようです。しょうがないので、転送が終わったらiPadのアプリケーションを立ち上げて、各ソフト上でフォルダ整理します。
i文庫の場合は転送直後は本棚見てもファイルはありません。本棚を表示させたら一番下にフォルダという表記があります。そこをタップするとファイルが見れますので、そのまま読むなり本棚に登録したりします。

wifi転送は説明めんどくさい。検索しましょう。

以上です。